■ 滋賀県長浜市木之本町杉野中村、 令和2(2020)年02月 撮影
4回目となる杉野中のオコナイ訪問である。夜半からの小雨が雪に変わる中でのオコナイは、一番最初に拝見させて頂いた2009年頃と変わらない様式をもって行われていた。
午前05時20分頃、社参の準備に集会所前に整列された。薬師堂への社参 は、高張り提灯、 塔家、御花、薬師縦餅、八幡縦餅、縄で背負われた塔の餅、道化、鳴り物(太鼓・ 鉦・笛)と続いた。 薬師堂への階段前では、南北二組の祭員がお互いの組の御花や御餅を見せ、誇り合う ような神儀合い という所作を行ってから、薬師堂内へ向かう。 御供え物が祭壇に並べられると、二人の太鼓を中心に松明を持って周囲を周る太鼓踊りが始まる。
(杉野中の皆様、どうもありがとうございました。)
上写真2枚;薬師縦餅、八幡縦餅に続き、塔の餅が背負われて薬師堂に向かう。
上写真;奉納が終わっても外は暗い。境内の篝火に照らされた薬師堂が赤く染まり、堂内には花や縦餅などで荘厳された須弥壇が美しい。
上写真;太鼓踊りが終わった頃、午前06時の鐘が(自動で)撞かれた。