日本!
No.15 神輿渡御

撮影場所;

大神神社(奈良県桜井市三輪)
熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区神宮)

撮影機材;

Nikon D70&D70s、SIGMA10-20mmF4-5.6、Nikon AF80-200mmF2.8D

参考文献;

【かぎろい】4月号、大神神社社務所
【神道祭祀】真弓常忠、朱鷺書房
【神社】岡田米夫、東京堂出版

■大神神社 大神祭例祭・若宮神幸祭 (平成18年4月9日撮影)

神幸祭は通常、神の坐します御阿礼所から里に近い本社に還御される形で、神を招き迎える神事である。定期的に御阿礼所(御旅所)に神幸し、そして本社に還御されて常駐を請うことで神威の甦りを願うのである。が、大神神社さんは出雲から三輪山に鎮座された大国主命(大物主命・大穴持命)が御祭神であり、三輪山自体が神体山である。よって人造の本殿は無く、拝殿が山に向って建っているのみである。では大神神社さんの神幸祭はというと、初代神主の大直禰子の御分霊を「宵宮祭」で若宮から本社拝殿の御棚にお還しして、例祭を行なってから神幸祭となる。専任の神主をお祀りして神幸祭を行なうことが特色である。その様子は、ちぬの県陶邑から大直禰子を里人がお迎えした様子の再現という。午前の例祭は古代や中世においては、朝廷からも勅使が遣わされた由緒ある祭りである。午後、拝殿前で献饌などの後に総勢250人程が総延長3Kmの道のりを約2時間かけて、三輪の町を巡り再び還御される。

上写真左、例祭で「うま酒みわの舞」
上写真右、神輿に献饌

上写真左、神幸祭の先頭に立つのは猿田彦命
上写真右、拝殿前から参道へ下る

上左右写真、三輪の町を巡る


■熱田神宮 神輿渡御神事(平成18年5月5日撮影)

既にUPしてある、【日本!〜No.9】にも記したように、御神器である草薙の剣が都から還御された故事にちなむ神事である。神宮の都の方角にあたる西門(鎮皇門)まで本宮から渡御し、祭典を斎行後に本宮に還御される。西門が一般に云う、神の降臨される御阿礼所であり、そこから本宮に神を迎える儀ということになる。であるから、西門で神楽舞などの祭典が斎行されて祭が終了したかの錯覚があるが、復路こそ神を迎える重要な行列ということになる。

上写真左、斎館前で神職さんら奉仕員が整列される。
上写真右、本宮前の祓所で修祓(しゅぱつ)。

上写真、一之鳥居を出て西門へ向う。

西門で「御剣之舞」の奉納


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