■ 平成30(2018)年4月16日(月)
愛知県 名古屋市中区丸の内 名古屋東照宮、
徳川家康公命日前夜祭舞楽 名古屋東照宮御創建四百年祭
4月17日は、徳川家康公の命日である(元和2年4月17日;1616年6月1日 没)。 名古屋東照宮においては本日(ほんび)が命日大祭であり、前夜に舞楽奉納神事が斎行される。 特に本年は名古屋東照宮御創建四百年ということであり、「四百年式年大祭」記念の 舞楽奉納神事が斎行された。
例年、春には舞楽の奉奏がなされているが、今回は特に曲目が多かったようだ。 下記に記す。
「振鉾・萬歳楽・延喜楽・打球楽・陪臚・陵王・落蹲・長慶子」である。残念ながら拙者は仕事後に駆けつけたので、陪臚から拝見できただけだった。東照宮雅楽部の演奏も舞も素晴らしく、途中からしか拝見できなかったのが、すごく残念だった。
尚、舞楽奉奏の間には、「七間町神楽団」の奏楽による湯取車のからくり人形の披露も行われた。元和5(1619)年9月17日に名古屋東照宮が完成した時、七間町が大八車を二台合わせた山車で西行桜を飾ったのが祭礼第一号の山車だという。元和6(1620)年には七間町が牛若と弁慶の橋弁慶の山車を挽き出したところ超人気を得、各町がこぞって山車を出すようになり、最盛期の元禄・宝永の頃には九両を数えたという。しかし先の太平洋戦争で全て焼けてしまい、こんにちの橋弁慶は復刻の小型版である。小型版とはいえ、からくりが神楽団の奏楽に合わせて動くのは見事であった。その小型の山車を入れて祝祭的に撮影してきた。
上写真左右;落蹲(納曽利)