撮影場所&日;静岡県静岡市葵区、平成21(2009)年10月3日
撮影機材;Nikon D300+VR70-200mmF2.8、D80+Tamron28-75mmF2.8
静岡浅間神社(静岡市)さんの『奉祝 天皇陛下御即位二十年 第七回 仲秋管弦祭』を、拝観・撮影してきた。朝方の雨もあがって、名月も顔を出す秋の夜、虫の音も涼やかな境内に神事の斎行に続いて、雅楽の音色と舞が繰り広げられた。
【管弦】壹越調音取 武徳楽
【稚児舞楽】安摩 太平楽
【祭祀舞】せんげんの舞
【管弦】黄鐘調音取 越殿楽
【神楽】剣の舞
【舞楽】胡飲酒
以上が奉奏された。管弦祭の前の祭儀の後に、篝火への火入れなども厳粛に行われた。
今回、一般参拝者に初めて公開されたのが、祭祀舞「せんげんの舞」である。この舞は、今上天皇陛下の御即位二十年を奉祝する記念として最近 作曲された新舞である。採物を四季の花で舞う「破」は今上天皇の平成三年歌会始の御製の歌で作曲されている。そして「急」は神楽鈴を採物とし、後水尾天皇御製の歌で作曲されている。厳かでいて優美そしてメリハリの効いた、素晴らしい舞であった。神楽でも舞人の人数が変わる曲もあるが、同曲は二人舞として作舞された。その二人が同調し合い、引き合いそして離れ、まるで潮の満ち引きの如く舞われた。
迫力の舞楽「胡飲酒」、身の引き締まるのうな気がする「剣の舞」、愛らしい稚児舞楽に、素晴らしい管弦、、、ほんとうに素晴らしい演奏会で、行って本当に良かったと満足して浅間神社さんをあとにした。
尚、稚児舞楽は本年の例大祭でも撮影している⇒http://www.photoland-aris.com/myanmar/near/207/
上左右写真;拝殿の御神燈を戴き、火入れの儀