日本!(念仏・風流)
No.18 坂本の神の踊り

撮影場所&日;岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内坂本五社神社、平成19(2007)年9月23日
撮影機材;Nikon D70s+SIGMA10-20mm、D80+VR18-200mm
現地情報;祭は午後1時開始だが、天候によって変更あり。食事は約900mの場所に、道の駅あり便利。

現在、岐阜県揖斐郡揖斐川町では、14もの集落で太鼓踊りが行われている。巨大なシナイ(背負い飾り)を背負う所、シナイは無しで“いざなぎ流”のような花笠を被る場所、そして今回UPした坂本や諸家のように御幣を背負う所など、バリエーションがある。同じ地域に数多くの民俗芸能が集中していることでは、この近隣では『花祭』や『霜月祭』に匹敵する。この『揖斐川太鼓踊り(勝手に命名)』ではシナイのバリエーションだけでなく、春から秋にかけて各地の踊りの開催時期が分散しているから、踊りの目的もバリエーションが有りそうだ。田植の時季の豊作祈願に雨乞い。稲が実ってきたころの感謝、神様への願い事が叶ったときの「願ばらし」。あるいはお盆の時の盆踊りとして。今回の坂本と諸家(本年は雨で中止となった)は御幣をシナイとして背負って踊る。五社神社は神祇の神々を祀るが、元々は産土神様を祀る神社で、氏子祭祀組織が行った祭りであったのだろう。御幣を背負うとは、いつからか資料が無く不明であるが、花祭の中設楽や河内が明治5年になって神道花に変更したように、あるいは明治に入ってから神道色を強めたのかもしれない。いづれにせよ御幣を背負って踊るとは奇想天外で、その発想はユニークである。写真を撮影する側として、このような民俗芸能が集中するユニークな場所があることを発信して、その素晴らしさを知って頂きたいと思っている。
当日は午後から雨の天気予報のため、通常なら午後1時(又は2時)開始の予定を早めて、午前11時から拝殿で神事が始まった。太鼓踊りは正午過ぎに始まったが、午後1時半頃には降り出した雨のため、終了となった。左の写真は、神事での「浦安之舞」である。


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