No.60
ドイツ・エルツゲビルギッシェ オゥスジッヒツバーン
Nr.60
Deutschland・Erzgebirgische AussichtsBahn
■ 2019年05月04日 撮影 Sachsen , EAB
Sachsen の 南西部に位置する Schwarzenberg(Erzgeb) と Annaberg-Buchholzunter Bf の間、26.7Km の区間の Erzgebirgische Aussichts Bahn (EAB) において 年間11日(2019年度)、特別運転が行われている。ただし蒸気機関車による運転は6日間だけで、他は Triebwagen(ディーゼルカー)による運転である。蒸気機関車による運転も6日間の内 52型は2日間だけで、他の4日間は86型による運転である。
よってテンダー機の52型を写したければ、その2日に行くしかない。これまでも行ってみたいと思っていたが運転日が訪独中に重ならず、未訪問であった。
しかし2019年度、GW 連休の訪独中に運転日が設定されていたので、訪れた。一日に二往復のスジが設定されているが、一本目の下り列車を写し終えた頃から吹雪となり(5月に雪!)、鉄橋の遠景展望が効かなくなった。この鉄橋は手前の駅を発車した汽車が、大オメガカーブを周って鉄橋上に姿を現すスケールの大きな展望なのだ。雪で展望不良となり仕方なく駅撮りに変更したが、なかなかお気に入りの写真を写すことができて満足している。
客車は DR ( Deutsche Reichsbahn )のマークを付けたままであり、懐古と反省がここに見てとれる。
客車の祖母(母?)と男の子の会話は、さながらこのようだろうか、、、
「婆ちゃん、DR って何?」
「君が生まれるずっと前、ドイツは戦争の影響で東西の2つに分断されていて、DRは この地域の社会主義国の国鉄マークだよ。」
「婆ちゃん、戦争は嫌だね。でも東ドイツを懐かしく思うの?」